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サンカクノマジナイ

サンカクノマジナイ
--
OPEN
ゲームタイトル:
サンカクノマジナイ
制作サイト様:
零式改.com
その日の放課後、
私はクラスメイトの三倉美春に呼びだされた。
三倉美春は入学式以来、
今に至るまで実に半年以上も登校してこない、
いわゆる不登校の女子生徒だった。
今日は同じクラスの委員長である私に、
何か相談したいことがあるのだという。
場所は、化学実験室や資料室といった
普段あまり使われない教室ばかりの入った
第3校舎の3階の端。
......私もまったく来たことがない部屋で、
ドアのプレートにも何も書かれてはいなかった。
空き教室なのだろうか?
一応ノックをして名乗ってから入ると
......そこに三倉美春がいた。
じっとこちらを見る目と、
身じろぎもせずにまっすぐに立つ姿から、
どこか神経質そうな雰囲気を感じる。
それが第一印象だった。
何しろ彼女は入学式以来の不登校だから、
ほぼ初対面である。

「来てくれてありがとう」

どう話していいか一瞬迷ったが、
彼女の方から口を開いた。
薄く微笑んではいるが、
目は笑っているように見えない。

「それで、相談って、何?」

こちらも微笑もうとしたが、上手くいかない。
ぎこちない顔で、
事務的な口調になってしまったが......

「あのね......」

別にそれを気にするでもなく、
彼女はスラスラと淀みなく説明を始めた。
曰く、これからちょっとしたおまじないに
付き合って欲しいのだという。
なんでもそのおまじないとは、
本に書いてあったもので、
自分ではなく、おまじないをかける相手でもなく、
第三者に手順を踏んで
もらわなければならないのだそうだ。

「いいけど......何のおまじないなの?」

と尋ねると、

「......恋、かな」

少しだけ目を伏せて、彼女はそうこたえた。
具体的には、
この部屋で私が3つの謎を解けばそれでいいらしい。
正直面倒だとは思ったが......
これも委員長の仕事だと思うことにして、
私は彼女のおまじないとやらに、
少しだけ付き合うことにしたのだった。

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