林間学校で、とある山の中に来ていた。
自由時間、わたしは友達のセイコちゃんと2人で散歩に出かけた
んだけど、ふと、目の前に広がる大きな湖を見て、セイコちゃん
は静かな声で、こんな話を始めたんだ。
「知ってる?ここの水の底に、昔、小さな村があったんだよ」
「へえ、そうなんだ」
「ダムが出来て沈んじゃったんだけどね、でも、女の子がひと
り、まだその村にいるんだ」
「えっ?」
「女の子は村がとても好きだったの。水の底に沈んじゃうのが
とても悲しくて、離れられなくて・・・・・・それで、村の人たちがみ
んな逃げた後も、たった一人で残って・・・・・・一緒に沈んじゃった
んだ
でもね、やっぱりひとりぼっちでいるのはさびしいから、仲間
を増やそうと思ったんだよね。暗い水の底に、一緒にいてくれ
るオトモダチを・・・・・・ねえ、わかる?その子は寂しいの。とっ
ても、とっても、さびしいんだよ・・・・・・」
「・・・・・・セ、セイコちゃん?」
どうして突然そんな話をするの? と聞こうとした瞬間、足元
の地面が崩れ、わたし達はどこかへと落ちて行く。
わたしは悲鳴を上げたけれど、セイコちゃんは何故か・・・・・・大き
な声で、笑ってた・・・・・・
・・・・・・次に目を開けたとき、わたしは全然知らない部屋にいた。
薄暗くて、かび臭くて、古臭くて・・・・・・少し寒い。そんな部屋。
セイコちゃんは、いない。
わたし1人だけ。
おまけにひとつしかないドアには、カギがかかっていた。
ここは、どこだろう?
セイコちゃんは・・・・・・?
ぼんやりする頭を振りながら、わたしはあたりを見回して、と
りあえずここから出る方法を探す事にしたんだ・・・・・・
自由時間、わたしは友達のセイコちゃんと2人で散歩に出かけた
んだけど、ふと、目の前に広がる大きな湖を見て、セイコちゃん
は静かな声で、こんな話を始めたんだ。
「知ってる?ここの水の底に、昔、小さな村があったんだよ」
「へえ、そうなんだ」
「ダムが出来て沈んじゃったんだけどね、でも、女の子がひと
り、まだその村にいるんだ」
「えっ?」
「女の子は村がとても好きだったの。水の底に沈んじゃうのが
とても悲しくて、離れられなくて・・・・・・それで、村の人たちがみ
んな逃げた後も、たった一人で残って・・・・・・一緒に沈んじゃった
んだ
でもね、やっぱりひとりぼっちでいるのはさびしいから、仲間
を増やそうと思ったんだよね。暗い水の底に、一緒にいてくれ
るオトモダチを・・・・・・ねえ、わかる?その子は寂しいの。とっ
ても、とっても、さびしいんだよ・・・・・・」
「・・・・・・セ、セイコちゃん?」
どうして突然そんな話をするの? と聞こうとした瞬間、足元
の地面が崩れ、わたし達はどこかへと落ちて行く。
わたしは悲鳴を上げたけれど、セイコちゃんは何故か・・・・・・大き
な声で、笑ってた・・・・・・
・・・・・・次に目を開けたとき、わたしは全然知らない部屋にいた。
薄暗くて、かび臭くて、古臭くて・・・・・・少し寒い。そんな部屋。
セイコちゃんは、いない。
わたし1人だけ。
おまけにひとつしかないドアには、カギがかかっていた。
ここは、どこだろう?
セイコちゃんは・・・・・・?
ぼんやりする頭を振りながら、わたしはあたりを見回して、と
りあえずここから出る方法を探す事にしたんだ・・・・・・
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