~前回のあらすじ~
12歳の小学生・アルは、気づくと見知らぬ真っ白な部屋...『Aの密室』にいた。
途方にくれるアルの前に現れた謎の人物「チェシャ」の助言により、部屋を捜索して鍵を見つけることに。
鍵を探し当て、希望と安堵を胸にドアを開けた先には...またもや、部屋。
絶望と焦燥感の中、意味ありげに「チェシャ」がにやりと笑う。
アル
「そんなのはいいから...なにあらすじ説明って...」
チェシャ
「ふっふっふ。まあいいじゃないですか」
...ざっとまとめると、
『Aの密室』にあったドアは外につながるドアではなく...また部屋につながっていた。
アル
「...また鍵見つけなきゃいけないの?」
チェシャ
「まぁ...、そうなりますね」
アル
「なんて無責任な...。まさかとは思うけど、このドアの先って」
チェシャ
「ええ、次は『Cの密室』です」
アル
「ぐっ......」
ん?ちょっと待って。
最初が『Aの密室』、ココの次は『Cの密室』。
そしてココは『Bの密室』...。
アル
「...ひょっとしてA~Zまであるの?26部屋?」
チェシャ
「そのとおり♪気をつけてくださいよ、Zに近づけば近づくほど...ハードになってきますから」
アル
「ジョーダンじゃ...ないわよ!!」
握り締めたこぶしを力いっぱいチェシャめがけて殴りつける。
アル
「!!!!!!????」
チェシャ
「くすくすくす」
アル
「な......」
こぶしはチェシャの胃のあたりにヒット...しなかった。
いや、当たってはいる。というか...
す り ぬ け て る !
アル
「あ...ああ......」
チェシャ
「いいじゃないですか、私のために少し付き合ってくださいよ。それと、私に物理的なものは効きませんので」
チェシャ
「では、『Cの密室』でまた会いましょう。.........待っていますから」
アル
「............」
何も考えられない。足ががくがくする。
今のは何?
物理的な...力が効かないって?
これって...チェシャが言ってた『セカイ』と関係があるの?
なにげなく後ろを振り返ってみる。
アル
「ない!」
『Aの密室』につながるドアがなくなっている!
後戻りはできないってこと?
でももしそうだとしても...戻る必要なんかあるだろうか?
アル
「...『Cの密室』だ」
そうだ、チェシャは『Cの密室』で待ってるって言ってた。
とにかく、今は進まなくちゃ。
私は意を決して...鍵を探すことにした。
12歳の小学生・アルは、気づくと見知らぬ真っ白な部屋...『Aの密室』にいた。
途方にくれるアルの前に現れた謎の人物「チェシャ」の助言により、部屋を捜索して鍵を見つけることに。
鍵を探し当て、希望と安堵を胸にドアを開けた先には...またもや、部屋。
絶望と焦燥感の中、意味ありげに「チェシャ」がにやりと笑う。
アル
「そんなのはいいから...なにあらすじ説明って...」
チェシャ
「ふっふっふ。まあいいじゃないですか」
...ざっとまとめると、
『Aの密室』にあったドアは外につながるドアではなく...また部屋につながっていた。
アル
「...また鍵見つけなきゃいけないの?」
チェシャ
「まぁ...、そうなりますね」
アル
「なんて無責任な...。まさかとは思うけど、このドアの先って」
チェシャ
「ええ、次は『Cの密室』です」
アル
「ぐっ......」
ん?ちょっと待って。
最初が『Aの密室』、ココの次は『Cの密室』。
そしてココは『Bの密室』...。
アル
「...ひょっとしてA~Zまであるの?26部屋?」
チェシャ
「そのとおり♪気をつけてくださいよ、Zに近づけば近づくほど...ハードになってきますから」
アル
「ジョーダンじゃ...ないわよ!!」
握り締めたこぶしを力いっぱいチェシャめがけて殴りつける。
アル
「!!!!!!????」
チェシャ
「くすくすくす」
アル
「な......」
こぶしはチェシャの胃のあたりにヒット...しなかった。
いや、当たってはいる。というか...
す り ぬ け て る !
アル
「あ...ああ......」
チェシャ
「いいじゃないですか、私のために少し付き合ってくださいよ。それと、私に物理的なものは効きませんので」
チェシャ
「では、『Cの密室』でまた会いましょう。.........待っていますから」
アル
「............」
何も考えられない。足ががくがくする。
今のは何?
物理的な...力が効かないって?
これって...チェシャが言ってた『セカイ』と関係があるの?
なにげなく後ろを振り返ってみる。
アル
「ない!」
『Aの密室』につながるドアがなくなっている!
後戻りはできないってこと?
でももしそうだとしても...戻る必要なんかあるだろうか?
アル
「...『Cの密室』だ」
そうだ、チェシャは『Cの密室』で待ってるって言ってた。
とにかく、今は進まなくちゃ。
私は意を決して...鍵を探すことにした。
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