通い慣れた駅のホームに降り立つと
昨夜、遅くから降り続いた雪が 街の景色を
昨日とは全く違う色に変えていた
「学校が冬休みになると 朝のラッシュが
少しやわらいでいいね」
「そうですね あ、柳岡さん
今朝は冷えたので雪の下はツルツルですよ
足下に気をつけてくださいね」
「ありがとう、じゃ行ってきます」
顔なじみの駅員さんと いつものように
軽い挨拶をかわし駅をでると 真っ白な景色に
思わず目をつむった
こんな 空気の澄んだ日は 駅から海へと
続く真っ白になった坂道が朝日に照らされ
キラキラと光り まぶしくて
目をあけていられなくなる
「おぉ~、これは随分としばれてるな
駅員さんの言うとおり気をつけなきゃ」
私は滑らないよう 重心を前におき
足の裏全体を地面につけて小刻みに歩いた
こうすれば大抵の道は大丈夫
坂の中ほどまできた時だった
さっきまであんなに晴れていた空が みるみる
曇りだし 風も強くなり 降ってくる雪と
風で舞う雪で視界は 一気に悪くなってしまった
「やぁ~、これはひどい 急いで会社に行かなきゃ」
会社は駅から近い 坂道をくだり5本目の道を
左にまがってすぐに所にある
そして私は いつもの道をひだりに曲がった
・・・・はずだった
「ふぅ、着いたぞ」
頭や肩にのった雪をはらって顔をあげると・・・
「あれ? ここはどこだ」
もしかして 視界が悪かったせいで
道を間違ったのか?
年をとったもんだな・・と、そこから出ようとすると
ドアが あかない
「何なんだ 一体!早く会社に行かないと
仕事が山積みなんだぞ」
昨夜、遅くから降り続いた雪が 街の景色を
昨日とは全く違う色に変えていた
「学校が冬休みになると 朝のラッシュが
少しやわらいでいいね」
「そうですね あ、柳岡さん
今朝は冷えたので雪の下はツルツルですよ
足下に気をつけてくださいね」
「ありがとう、じゃ行ってきます」
顔なじみの駅員さんと いつものように
軽い挨拶をかわし駅をでると 真っ白な景色に
思わず目をつむった
こんな 空気の澄んだ日は 駅から海へと
続く真っ白になった坂道が朝日に照らされ
キラキラと光り まぶしくて
目をあけていられなくなる
「おぉ~、これは随分としばれてるな
駅員さんの言うとおり気をつけなきゃ」
私は滑らないよう 重心を前におき
足の裏全体を地面につけて小刻みに歩いた
こうすれば大抵の道は大丈夫
坂の中ほどまできた時だった
さっきまであんなに晴れていた空が みるみる
曇りだし 風も強くなり 降ってくる雪と
風で舞う雪で視界は 一気に悪くなってしまった
「やぁ~、これはひどい 急いで会社に行かなきゃ」
会社は駅から近い 坂道をくだり5本目の道を
左にまがってすぐに所にある
そして私は いつもの道をひだりに曲がった
・・・・はずだった
「ふぅ、着いたぞ」
頭や肩にのった雪をはらって顔をあげると・・・
「あれ? ここはどこだ」
もしかして 視界が悪かったせいで
道を間違ったのか?
年をとったもんだな・・と、そこから出ようとすると
ドアが あかない
「何なんだ 一体!早く会社に行かないと
仕事が山積みなんだぞ」
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