嫁と子ども達をつれて、親父とお袋のいる
田舎に帰る電車の中
俺は窓から見える景色に何とも言えない違和感を感じた。
「そりゃあ新しいお店だって出来てるし、全く一緒な訳ないわよ」
という娘に
「そうだな」とうなづきながらも
自分の感じた違和感はそんなものじゃないような気がした。
少し景色が変わったとか
知らない建物が増えたとかそんな事じゃなくて
何かもっと根本的な...。
そうだ、明らかに普通とは違うじゃないか。
何故なら俺の見ている世界は、全てが紙で出来ているんだから。
まるで現実とは思えない、紙で出来た町
いつの間に電車を降りたのか
さっきまで一緒にいたはずの嫁や子供達すら
何処に行ったのかわからない
このとんでもない世界から
どうしたら抜け出せるんだろう...
田舎に帰る電車の中
俺は窓から見える景色に何とも言えない違和感を感じた。
「そりゃあ新しいお店だって出来てるし、全く一緒な訳ないわよ」
という娘に
「そうだな」とうなづきながらも
自分の感じた違和感はそんなものじゃないような気がした。
少し景色が変わったとか
知らない建物が増えたとかそんな事じゃなくて
何かもっと根本的な...。
そうだ、明らかに普通とは違うじゃないか。
何故なら俺の見ている世界は、全てが紙で出来ているんだから。
まるで現実とは思えない、紙で出来た町
いつの間に電車を降りたのか
さっきまで一緒にいたはずの嫁や子供達すら
何処に行ったのかわからない
このとんでもない世界から
どうしたら抜け出せるんだろう...
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