僕は某社でシステム管理者として働くサラリーマン。
妻が作った弁当を食べるのが日々の楽しみだ。
「この店いいな・・・。
今日は彼女と付き合った記念日だし、誘ってみるか。」
僕は早速、携帯電話から妻にメールを打った。
「今日、仕事が終わったら外でご飯でもどう?」
文面を打ち込み、送信ボタンを押す。
送信出来ません
「あれ、おかしいな」
もう一度送信してみたが、結果は同じだった。
周りでも同じことが起きている。
社内は騒然となった。
「メールが送れないぞ!どうなっている?!」
上司はシステム管理者である僕に言った。
信じられない話ではあるが、思い当たったことがあった
「はい、どうもドメインネームシステム(DNS)に何かが起こっているようです。」
僕は上司に対して説明を始めた。
「DNSは、メールの送受信やホームページのアクセスなどを支えるインターネットの基盤となるシステムで、そのシステムに何らかの支障が出ているようです。」
「それはインターネットが使えなくなるということかね?」
「はい。もしそうなら、ドメイン名が利用できないということです。日本で使われている『.jp』が付くすべてのドメイン名は、『日本レジストリサービス(JPRS)』が運用するDNSによって利用可能になっているのです。」
「メールアドレスもホームページも、インターネットの住所表記であるドメイン名からできています。ドメイン名が利用できないということは、インターネットが利用できないということに等しいのです。」
「しかし、こんなことは起こるはずがないのですが・・・」
僕はJPRSに電話を掛けた。
しかしツー、ツーという音が聞こえるだけで一向に繋がる兆しはなかった。
JPRSのオフィスが近くにあることは知っていたので直接行ってみることにした。
しかし、そこで見たものは常識にはありえない光景だった。
「な、何てことだ」
「JPRSのオフィスが無くなっている・・・」
信じられない話だが、JPRSのオフィスが跡形も無く消え去って、まっさらな更地になっている。
まるで最初から何も無かったかのようだ。
空き地の中心に何かがあるのに気づき、僕は引き寄せられるようにそれに近づいた。
「何だ。これは・・・石版?」
僕は石版を手に取った。
「うわぁぁぁぁ」
ここは・・・どこだ?
気が付くと僕は見知らぬ場所に倒れていた。
近未来的な室内。オフィス。
机はコンピューターが整然と並んでいる。
僕が手にした石版はどうやら世界と世界を繋ぐ鍵のようなものらしい
JPRSのオフィスもこの石版のせいで、どこかに飛ばされてしまったのだ。
全てを解決するには、この石版の謎を解くしかないようだ―・・・
妻が作った弁当を食べるのが日々の楽しみだ。
「この店いいな・・・。
今日は彼女と付き合った記念日だし、誘ってみるか。」
僕は早速、携帯電話から妻にメールを打った。
「今日、仕事が終わったら外でご飯でもどう?」
文面を打ち込み、送信ボタンを押す。
送信出来ません
「あれ、おかしいな」
もう一度送信してみたが、結果は同じだった。
周りでも同じことが起きている。
社内は騒然となった。
「メールが送れないぞ!どうなっている?!」
上司はシステム管理者である僕に言った。
信じられない話ではあるが、思い当たったことがあった
「はい、どうもドメインネームシステム(DNS)に何かが起こっているようです。」
僕は上司に対して説明を始めた。
「DNSは、メールの送受信やホームページのアクセスなどを支えるインターネットの基盤となるシステムで、そのシステムに何らかの支障が出ているようです。」
「それはインターネットが使えなくなるということかね?」
「はい。もしそうなら、ドメイン名が利用できないということです。日本で使われている『.jp』が付くすべてのドメイン名は、『日本レジストリサービス(JPRS)』が運用するDNSによって利用可能になっているのです。」
「メールアドレスもホームページも、インターネットの住所表記であるドメイン名からできています。ドメイン名が利用できないということは、インターネットが利用できないということに等しいのです。」
「しかし、こんなことは起こるはずがないのですが・・・」
僕はJPRSに電話を掛けた。
しかしツー、ツーという音が聞こえるだけで一向に繋がる兆しはなかった。
JPRSのオフィスが近くにあることは知っていたので直接行ってみることにした。
しかし、そこで見たものは常識にはありえない光景だった。
「な、何てことだ」
「JPRSのオフィスが無くなっている・・・」
信じられない話だが、JPRSのオフィスが跡形も無く消え去って、まっさらな更地になっている。
まるで最初から何も無かったかのようだ。
空き地の中心に何かがあるのに気づき、僕は引き寄せられるようにそれに近づいた。
「何だ。これは・・・石版?」
僕は石版を手に取った。
「うわぁぁぁぁ」
ここは・・・どこだ?
気が付くと僕は見知らぬ場所に倒れていた。
近未来的な室内。オフィス。
机はコンピューターが整然と並んでいる。
僕が手にした石版はどうやら世界と世界を繋ぐ鍵のようなものらしい
JPRSのオフィスもこの石版のせいで、どこかに飛ばされてしまったのだ。
全てを解決するには、この石版の謎を解くしかないようだ―・・・
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