『海の見える岬にコテージを建てよう。
街から遠く離れた自然の多い場所の美しい岬に』
『そしてここに一度足を踏み入れたら
現実世界に戻りたくなくなる......。
そんなコテージにしよう』
私と三上の夢はあと少しで叶うところだった。
世界を回ってやっと美しい岬を見つけ出し、
そこにコテージを建て、
やっと明日完成というところで三上は病気でこの世を去った。
病気のことを隠していたらしい。
自分の命が短いことを知ってすぐに
私とコテージを開くことにしたそうだ。
三上がいないのに、
このコテージを開くわけにはいかない......。
三上の夢を私が引く継ぐなんて荷が重過ぎる。
一度は一人でもやっていこうと
思っていたがやっぱりやめよう。
三上の思いがつまったこの部屋を
見て寂しくなってしまった。
外に出ようとノブに手をかけた。
だが......開かない。
私はこの部屋に閉じ込められてしまった......。
街から遠く離れた自然の多い場所の美しい岬に』
『そしてここに一度足を踏み入れたら
現実世界に戻りたくなくなる......。
そんなコテージにしよう』
私と三上の夢はあと少しで叶うところだった。
世界を回ってやっと美しい岬を見つけ出し、
そこにコテージを建て、
やっと明日完成というところで三上は病気でこの世を去った。
病気のことを隠していたらしい。
自分の命が短いことを知ってすぐに
私とコテージを開くことにしたそうだ。
三上がいないのに、
このコテージを開くわけにはいかない......。
三上の夢を私が引く継ぐなんて荷が重過ぎる。
一度は一人でもやっていこうと
思っていたがやっぱりやめよう。
三上の思いがつまったこの部屋を
見て寂しくなってしまった。
外に出ようとノブに手をかけた。
だが......開かない。
私はこの部屋に閉じ込められてしまった......。
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