・・・・おや?ここは・・・・
あ・・そうか ここはジッタの通う学校だぞ
あ 向こうで男子が野球をしているぞ
そうか今日は優勝決定戦だ
ここの学校は本格的なリーグ戦をやってるんだ
ジッタは密かにずっと応援してたんだぞ
ジッタがちょっと気になる男子のマイク君がエースで4番なんだ・・
勝ってほしいなあ よし こっそり応援しよう
先生「おや?ジッタじゃないか こんな所で何やってるんだ一人で」
ジッタ「あ・・いや ジッタは観戦を」
先生「こらー!どうしてジッタを混ぜてやらないんだ!」
男子「え・・いや 今日は公式戦で・・・」
先生「何言ってんだ!車椅子だからって仲間はずれにするんじゃない!」
ジッタ「あの・・先生・・違うんだ」
先生「ジッタ 車椅子だからってしり込み
する事はない 堂々とチームに入れてもらえ」
ジッタ「いやだ・・先生やめて・・」
先生「よーし!いまからジッタが打席に立つぞ!」
先生「いいか!ジッタは特別ルールだ!
バットにボールが触れたらホームランだからな!」
男子「・・・・」
ジッタ「ひいい・・・やだやだ」
スカーーーーッ
審判「スットラ~イク」
審判「ゲームセット・・・」
先生「なんだジッタ せっかく先生が見せ場を作ってやったのに」
先生「まあいい これからは車椅子だからって物怖じせず
みんなと一緒に遊ぶんだぞ 車椅子でも関係ないからな」
先生「じゃあ先生は行くか 男子たちも
ジッタが車椅子だからって仲間はずれにするんじゃないぞ」
先生「いいことしたなあ がっはっはっは・・・」
男子たち「・・・・・・」
ジッタ「あの・・・ゴメンネ 大事な試合を・・・」
男子「いいさ・・・ジッタは悪くねえよ・・・」
ジッタ「ゴメンネ・・ゴメンネ・・・」
マイク「ちくしょう・・この試合の為に肩を作ってきたのに・・
こんな形でシーズンが終わるなんて・・」
ジッタ(あぁ・・・ジッタは消えてしまいたいぞ・・・)
ジッタ(きっとマイク君にも嫌われたぞ・・いや嫌われたなら
まだマシだ・・もっと変な目で見られるんだ・・・)
ジッタ(先生はどうして子どもの気持ちが分からないんだ
自分も昔は子どもだったはずなのに)
ジッタ(ああ・・もう誰にも会いたくないぞ
恥ずかしくて申し訳なくて・・・)
ジッタ(そうだ・・もう学校に来るのはやめよう
部屋にずっといよう もっと早くそうすればよかった)
ジッタ(父さんみたいな冒険家になるのが夢だったけど
冒険ならゲームでできるし 恋愛だってインターネットがあれば・・)
ジッタ(皆 ジッタはもう来ないから 安心してね
ゴメンネ・・ゴメンネ・・・)
ゴメンネ・・・・・・・
むにゃ・・むにゃ?
カール「やあジッタ 気持ちよくお昼寝できたかい?
カール「面白かったから起こさなかったけど
ずいぶんうなされていたよ 悪い夢でも見たのかい」
ジッタ「うんにゃ バナナ食べ放題のいい夢だったぞ」
カール「そうか じゃあ早速だがコーヒーを買ってきてくれ
前回は僕が行ったから次はジッタの番だ」
ジッタ「これこれ 車椅子の人間を
気軽に使い走りにするモンじゃないぞ」
カール「ジッタ 順番は順番 ルールはルールだ
さあ行ってきてくれ 砂糖とミルクは両方頼む」
ジッタ「うふふ しょうがないなあ カールは
ジッタがいないと何にも出来ないんだぞ 行ってきてあげよう」
あ・・そうか ここはジッタの通う学校だぞ
あ 向こうで男子が野球をしているぞ
そうか今日は優勝決定戦だ
ここの学校は本格的なリーグ戦をやってるんだ
ジッタは密かにずっと応援してたんだぞ
ジッタがちょっと気になる男子のマイク君がエースで4番なんだ・・
勝ってほしいなあ よし こっそり応援しよう
先生「おや?ジッタじゃないか こんな所で何やってるんだ一人で」
ジッタ「あ・・いや ジッタは観戦を」
先生「こらー!どうしてジッタを混ぜてやらないんだ!」
男子「え・・いや 今日は公式戦で・・・」
先生「何言ってんだ!車椅子だからって仲間はずれにするんじゃない!」
ジッタ「あの・・先生・・違うんだ」
先生「ジッタ 車椅子だからってしり込み
する事はない 堂々とチームに入れてもらえ」
ジッタ「いやだ・・先生やめて・・」
先生「よーし!いまからジッタが打席に立つぞ!」
先生「いいか!ジッタは特別ルールだ!
バットにボールが触れたらホームランだからな!」
男子「・・・・」
ジッタ「ひいい・・・やだやだ」
スカーーーーッ
審判「スットラ~イク」
審判「ゲームセット・・・」
先生「なんだジッタ せっかく先生が見せ場を作ってやったのに」
先生「まあいい これからは車椅子だからって物怖じせず
みんなと一緒に遊ぶんだぞ 車椅子でも関係ないからな」
先生「じゃあ先生は行くか 男子たちも
ジッタが車椅子だからって仲間はずれにするんじゃないぞ」
先生「いいことしたなあ がっはっはっは・・・」
男子たち「・・・・・・」
ジッタ「あの・・・ゴメンネ 大事な試合を・・・」
男子「いいさ・・・ジッタは悪くねえよ・・・」
ジッタ「ゴメンネ・・ゴメンネ・・・」
マイク「ちくしょう・・この試合の為に肩を作ってきたのに・・
こんな形でシーズンが終わるなんて・・」
ジッタ(あぁ・・・ジッタは消えてしまいたいぞ・・・)
ジッタ(きっとマイク君にも嫌われたぞ・・いや嫌われたなら
まだマシだ・・もっと変な目で見られるんだ・・・)
ジッタ(先生はどうして子どもの気持ちが分からないんだ
自分も昔は子どもだったはずなのに)
ジッタ(ああ・・もう誰にも会いたくないぞ
恥ずかしくて申し訳なくて・・・)
ジッタ(そうだ・・もう学校に来るのはやめよう
部屋にずっといよう もっと早くそうすればよかった)
ジッタ(父さんみたいな冒険家になるのが夢だったけど
冒険ならゲームでできるし 恋愛だってインターネットがあれば・・)
ジッタ(皆 ジッタはもう来ないから 安心してね
ゴメンネ・・ゴメンネ・・・)
ゴメンネ・・・・・・・
むにゃ・・むにゃ?
カール「やあジッタ 気持ちよくお昼寝できたかい?
カール「面白かったから起こさなかったけど
ずいぶんうなされていたよ 悪い夢でも見たのかい」
ジッタ「うんにゃ バナナ食べ放題のいい夢だったぞ」
カール「そうか じゃあ早速だがコーヒーを買ってきてくれ
前回は僕が行ったから次はジッタの番だ」
ジッタ「これこれ 車椅子の人間を
気軽に使い走りにするモンじゃないぞ」
カール「ジッタ 順番は順番 ルールはルールだ
さあ行ってきてくれ 砂糖とミルクは両方頼む」
ジッタ「うふふ しょうがないなあ カールは
ジッタがいないと何にも出来ないんだぞ 行ってきてあげよう」
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