「でね、その掲示板に顔写真を貼り付けるとね、
なにかが夜とか、暗くなるとやって来てね、
ばりばり貪り喰うんだって。写真の主を」
「ちょっと前、この学校の掲示板でホントにあったんだって、
新任の先生がその掲示板に生徒の写真貼っちゃって、
その生徒死んじゃったんだって、
んでその先生はノイローゼになって辞めちゃって。
その後は行方不明で、
って、ちょっと聞いてる?」
昼休み。
ひたすら口を動かし、優雅なひと時を邪魔する友人。
食後の時間くらい静かに過ごさせて欲しいんですけど。
わたしはささやかな反撃を試みる。
「あのね、エリ」
「話をするならもっと上手く話してよ。
ぜんっぜんわからない。
それにアタシ心霊とかオカルトとか、あんま興味ないし」
「えー。いいじゃん。
あたしさ、新聞部の先輩からいいつけられてこのネタ調査
しないといけないんだ。
七不思議系?まぁとにかくそういうのを記事にするんだって」
「アンタの部もそんなネタに頼るようになたらオシマイね」
「あー、ウチの先輩怖いんだよー
ウケるためには何でもやるていうか、
前にさ、男子を女装させて記事にしたことあるし」
「あー・・・あったね。・・・っぷ」
「だから、ね?つきあってよ」
「なにが『だから』よ、・・・何に付き合うって?」
「だから、
なにかが夜とか、暗くなるとやって来てね、
ばりばり貪り喰うんだって。写真の主を」
「ちょっと前、この学校の掲示板でホントにあったんだって、
新任の先生がその掲示板に生徒の写真貼っちゃって、
その生徒死んじゃったんだって、
んでその先生はノイローゼになって辞めちゃって。
その後は行方不明で、
って、ちょっと聞いてる?」
昼休み。
ひたすら口を動かし、優雅なひと時を邪魔する友人。
食後の時間くらい静かに過ごさせて欲しいんですけど。
わたしはささやかな反撃を試みる。
「あのね、エリ」
「話をするならもっと上手く話してよ。
ぜんっぜんわからない。
それにアタシ心霊とかオカルトとか、あんま興味ないし」
「えー。いいじゃん。
あたしさ、新聞部の先輩からいいつけられてこのネタ調査
しないといけないんだ。
七不思議系?まぁとにかくそういうのを記事にするんだって」
「アンタの部もそんなネタに頼るようになたらオシマイね」
「あー、ウチの先輩怖いんだよー
ウケるためには何でもやるていうか、
前にさ、男子を女装させて記事にしたことあるし」
「あー・・・あったね。・・・っぷ」
「だから、ね?つきあってよ」
「なにが『だから』よ、・・・何に付き合うって?」
「だから、
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